「ミステリと言う勿れ」の魅力的な言葉

雑記

記事を書いた日:2021/9/21

  1. ”ミステリと言う勿れ”とは
  2. ”ミステリと言う勿れ”の魅力的な言葉
          1. ・人は弱くて壊れるもの、それが当たり前。
        1. ・子どもはセメントのようなもの。
        2. ・子供はバカじゃない。自分が子どもの頃はバカだったか?
        3. ・こういうときは大丈夫ですか?って聞いちゃダメなんです。たいてい大丈夫って答えるから、こういうときはどうかしましたか?って聞くのがいいそうです。
        4. ・恋人には時計と割れ物をプレゼントするのはよくないそうです。
        5. ・どうして雨の日を天気が悪いっていうんだろう。
        6. ・ぼくは「あたかも一万年も生きるかのように行動するな。」という下りにドキッとして肝に銘じようと思っています。
        7. ・バチなら本人に当たるでしょう。周りを不幸にしてあなたを寂しくさせるなんてバチとしちゃ甘すぎなのでは?
        8. ・自分の意見をちゃんというのはすごく大事だと思います。嫌なこと嫌だと、しんどいとか傷ついたとかちゃんと伝えないといけないと思います。でもそれと同時に気持ちとは関係ない意見のやりとりをできるようになってほしいんです。この国ではその訓練をあまりしません。 だから意見を戦わせているだけなのについ、人格攻撃になったり人格否定になったりします。ケンカじゃなく議論をしてほしい。意見だけを激しく言い合っても終わったらケロっと仲良くできるそれが理想です。

”ミステリと言う勿れ”とは

ジャンル:ミステリー

作者:田村由美

 

主人公の整が、周囲のビミョーな違和感に気づいて事件の真相に近づき、解決していく。

ミステリー漫画で、内容は”名探偵コナン”とか”金田一少年の事件簿”に近い。

でもちょっと違うもっとシリアスで静かな雰囲気の漫画。ホントに一回読んでほしい。

 

”ミステリと言う勿れ”の魅力的な言葉

この漫画の魅力は、絵や物語の進み方や雰囲気。だけじゃなくて、登場人物たちの言葉。

この漫画は言葉遣いをすごく大事にしている印象がある。

 

その言葉の紹介していきます。(これがやりたかった。)

漫画読みながらメモったやつなので、そのままの引用じゃないのはご勘弁。

 

・人は弱くて壊れるもの、それが当たり前。

”鬱は精神的に弱い人がなるもの”。それが日本的な考え方。根性論。

アメリカとか海外だと、人間誰でも追い込まれれば精神が病む。それが当たり前。

弱さを責めない文化があるんだそうな。自分自身が鬱気味だったから、この言葉にちょっと救われました。

 

・子どもはセメントのようなもの。

子供の世界って結構狭いから、近くの大人の言動が子供に与える影響は凄く大きい。

だから気を付けなければいけない。セメントが柔らかいうちに大きなくぼみを作ってしまうと、そのまま固まってしまうから。

 

・子供はバカじゃない。自分が子どもの頃はバカだったか?

子供って結構周囲の言動を見てるし、そういう雰囲気に敏感だよね。”自分が子供のころ”っていうのを考えると確かにそうだった。

これから子供に対して接する態度が変わりそう。

 

・こういうときは大丈夫ですか?って聞いちゃダメなんです。たいてい大丈夫って答えるから、こういうときはどうかしましたか?って聞くのがいいそうです。

困っている人(困っていそうな人)に対しての言葉遣い。

別の本で見たことある。大丈夫?って聞くリーダーは無能だって。

 

・恋人には時計と割れ物をプレゼントするのはよくないそうです。

結婚式の引き出物で、食器が入っていることが多々あるけど、そういうこと?

 

・どうして雨の日を天気が悪いっていうんだろう。

少なくとも農家の人が言い出したんじゃないよね。

当たり前のことを当たり前って思ってたら気づけない。

 

・ぼくは「あたかも一万年も生きるかのように行動するな。」という下りにドキッとして肝に銘じようと思っています。

入院した主人公の隣のベッドのおじいさんとの会話。マルクス・アウレーリウスの『自省録』から。

 

・バチなら本人に当たるでしょう。周りを不幸にしてあなたを寂しくさせるなんてバチとしちゃ甘すぎなのでは?

周りでたまたま起きた不幸は、たまたま起きただけで。なんでもかんでも自分に紐づけすぎると精神的にきついよ。って感じのことを言いたかったんだと思う。

 

・自分の意見をちゃんというのはすごく大事だと思います。嫌なこと嫌だと、しんどいとか傷ついたとかちゃんと伝えないといけないと思います。でもそれと同時に気持ちとは関係ない意見のやりとりをできるようになってほしいんです。この国ではその訓練をあまりしません。 だから意見を戦わせているだけなのについ、人格攻撃になったり人格否定になったりします。ケンカじゃなく議論をしてほしい。意見だけを激しく言い合っても終わったらケロっと仲良くできるそれが理想です。

自分の意見を否定されると、確かに嫌な気持ちになるし(ホントはよくないけど)、他人の意見に反対意見をぶつけるときにも気を使う。そういう感情を捨てて、意見交換ができるようになるのは確かに大事だなあと思った。

 

以上、”ミステリと言う勿れ”の魅力的な言葉でした。

”ミステリと言う勿れ”は、連載中です。(2021/9/21現在)

 

 

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